公務員試験 H29年 国家一般職(土木) No.10解説

 問 題     

図のように滑らかな水平面上に置かれた質量がそれぞれ5m、m、4mの小物体X、Y、Zが糸A、Bでつながれている。

小物体Zに対して図の向きに一定の外力が作用しているとき、糸Aの張力TAと糸Bの張力TBの大きさの比として最も妥当なのはどれか。

 TA:TB

1.5:6

2.4:5

3.1:1

4.5:4

5.6:5

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

一つ一つの物体に注目して力を考えます。ひもでつながっているので、それぞれの物体の加速度は一定です。a とおきます。

F = ma より a = F/m です。

「一本の糸にはたらく力の大きさはすべて等しい」という点を意識すると、力を考えやすいと思います。

求めたいのはTA:TBなので、TA/5m = (TBーTA)/m に注目します。

TAとTBの大小に気をつけます。TAの方が小さいです。5:6となります。
※6:5という選択肢にとびつかないように注意!

正解は 1 です。

コメント