公務員試験 H28年 国家専門職(食品衛生監視員) No.5公衆衛生学Ⅰ(1)解説

 問 題     

感染症に関する記述 ①~⑤ について、妥当なものには ○ を、妥当でないものには × をそれぞれ記せ。

① 新興感染症とは、近年新たに問題になってきた感染症をいい、デング熱が挙げられる。

② 再興感染症とは、一度は著しく減少したが近年再び増加し問題となっている感染症をいい、ペストが挙げられる。

③ コレラ、A型肝炎の感染経路は、いずれも経口である。

④ 垂直感染する感染症としては、B型肝炎、成人T細胞白血病、梅毒がある。

⑤ ヒト免疫不全ウイルスの我が国における感染者の年間報告数は、2000 年(平成12 年)より2010 年(平成22 年)の方が少ない。

 

 

 

 

 

 解 説     

①ですが
デング熱は近年急速に患者数が増大している「再興感染症」の代表例です。新興感染症の代表例は SARS やエボラ出血熱です。

②~④は、妥当な記述です。
類題 H25No5Ⅰ(1)

⑤ですが
2008 年以降、ようやく上昇傾向に歯止めがかかり、横ばい傾向にある現状です。

以上より、①☓、②◯、③◯、④◯、⑤☓ です。

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