公務員試験 H28年 国家専門職(教養) No.16解説

 問 題     

赤玉と白玉の 2 種類の玉が全部で31 個あり,赤玉1 個の重さは36 g,白玉1 個の重さは24 g である。これら31 個の玉をA,B,Cの3 個の箱に分けて入れた。次のことが分かっているとき,赤玉は何個か。

○ Aの箱には赤玉だけが入っている。
○ Bの箱には白玉だけが入っている。
○ Cの箱には赤玉と白玉とが入っている。
○ 箱に入っている玉の重さの合計は,A,B,Cのいずれの箱も同じである。

1. 9 個
2. 10 個
3. 11 個
4. 12 個
5. 13 個

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

赤玉1個の重さと、白玉1個の重さの比は 3:2 です。箱 A には赤玉だけ、箱 B には白玉だけ入れて重さの合計が一緒であるということから、A の赤玉の個数と、Bの白玉の個数の比は、重さの逆比である 2:3とわかります。そして、重さは 72g の倍数です。すると、C に入っている赤玉の個数は 偶数のはずです。

以上より、赤玉の個数に注目すれば、A に偶数個、C にも偶数個だから、合計も偶数個のはずです。選択肢から 10 個か 12 個としぼれます。

そこで、赤玉 10 個と決めつけてみます。赤だけで 8 個としてみると、白は 12 個です。ここまでで計 20 個なので、残り 11 個の玉があり、赤が 2 個です。すると残りの白は 9 個です。

赤 2 個 白 9 個だと、72 + 216 = 288g です。これは赤 8 個 及び、白 12 個の重さと一致します。つまり、赤玉 は 10 個で OK です。

以上より、正解は 2 です。

コメント