公務員試験 H28年 国家専門職(教養) No.17解説

 問 題     

ある人は,各日の天気(晴れ,雨,曇り)と曜日に応じて,次のような作業を計画して実行している。

・晴れの日は,日曜日を除き,山で仕事をする。
・雨の日は,日曜日を除き,家で民芸品を50 個作る。
・曇りの日は,日曜日を除き,町に行き,民芸品を物産店に20 個納める。
・日曜日は,天気にかかわらず町に行き,民芸品を物産店に50 個納める。

いま,ある年の6 月の状況について次のことが分かっているとき,確実にいえるのはどれか。ただし,各日の天気は,晴れ,雨,曇りのいずれか一つに決まるものとし,民芸品の在庫は6 月1 日時点で家に十分な個数があるものとする。

〇 最後に民芸品を物産店に納めた日は6 月27 日であった。
〇 民芸品を物産店に納めた日は合計で12 日であった。
〇 6 月の1 か月間で,家にある民芸品の在庫は240 個増えた。
〇 火曜日は, 6 月最初の火曜日を除き全て雨で, 6 月に作った民芸品の3 分の1 は火曜日に作ったものであった。

1. 6 月で晴れの日は合計で10 日であった。
2. 6 月に山で仕事をした日は合計で8 日であった。
3. 6 月に作った民芸品は450 個であった。
4. 6 月10 日は木曜日であった。
5. 6 月22 日は民芸品を物産店に納めた。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

6 月は 30 日まで、というのは基礎知識と考えられます。日曜日には天気にかかわらず街で民芸品を納めているのだから、 「最後に民芸品を納めたのが 27 日」より、6/27 は日曜日から水曜日です。6/27 が木曜から土曜だと、その後に 6月中にもう1回日曜日が来ちゃうからです。

27 日以降に日曜日がないなら、6月に日曜日は4回です。日曜日が4回あったのであれば、日曜日に 200 個民芸品を納めています

店に民芸品を納めた日が合計 12 日とあるので、残り 8 日は、曇りの日に町に行って 20 個ずつ納めたとわかります。合計 200 + 20 × 8 = 360 個納めています。これで 在庫が 240 個増えているのだから、6月に作った民芸品は 600 個です。

この 1/3 、つまり 200 個 は 火曜日に作った ということなので、火曜日は作業した日が4回必要です。よって、6月は火曜日が 5 回あり、最初だけ雨だったとわかります。この火曜日5回が決めてです。

火曜日が5回なら、初めの火曜日は1日か2日です。しかし、2日が火曜日とすると、28 日が日曜日になってしまいます。以上より、6月カレンダーが確定します。

すると、6/10 が木曜日と確定します。正解は 4 です。

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