問 題
次は,トウモロコシの三点交雑に関する記述であるが,A~Eに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
「Beadle は,トウモロコシのv,gl,va の三つの遺伝子について,シス型のヘテロ個体(F1)に劣性ホモの個体を交雑するA を行い,表のような結果を得た。なお,これらの遺伝子は同一染色体上にあり,それぞれ,一方の対立遺伝子が他方の対立遺伝子に対し,完全優性であるものとする。
この結果から,v-gl 間の組換え価はB %,gl – va 間はC %,v – va 間はD % となり,遺伝子の並びはv – gl – va に決定できる。また,これらの値を用いて,図のようなE を書くことができる。」
/ | A | B | C | D | E |
1. | 三系交雑 | 18.3 | 13.6 | 28.9 | 物理地図 |
2. | 三系交雑 | 37.2 | 30.4 | 69.6 | 連鎖地図 |
3. | 検定交雑 | 37.2 | 30.4 | 69.6 | 物理地図 |
4. | 検定交雑 | 37.2 | 30.4 | 69.6 | 連鎖地図 |
5. | 検定交雑 | 18.3 | 13.6 | 28.9 | 連鎖地図 |
正解 (5)
解 説
A は検定交雑です。そして、検定交雑では、組み換え価は 50% を超えないので、正解は 5 です。
ちなみに、B の 18.3 % は、v-gl 間の連鎖の組み換え価なので、自然なら「v,gl 共に +」か、「v,gl 共に v,gl」のはずなので、「+,gl になっている 2行目(62)と 6行目(7)」及び「v,+ になっている 4行目(4)と8行目(60)」の全体(726)に対する割合です。すなわち 133/726 です。
同様に C は表の 3,4,6,7 行目に注目して 99/726 です。
D は 表の 2,3,7,8 行目に注目して 210/726 です。
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