公務員試験 H28年 国家一般職(高卒 基礎) No.25解説

 問 題     

地球の構造等に関する記述A~Dのうち,妥当なもののみを挙げているのはどれか。

A:地殼は,主に花崗(かこう)岩質岩石と玄武岩質岩石からできている大陸地殼と,主に玄武岩質岩石からできている海洋地殼とに分けられる。地殼の主な構成元素は,酸素やケイ素などである。

B:核は,主にマグネシウムでできており,ニッケルなども含まれていると考えられている。外核は固体であり,内核は金属が溶けて液体になっている。

C:大気の成分は,高度20 km 付近までは,窒素が約6 割,酸素が約3 割,二酸化炭素その他が約1 割であるが,それよりも上空の大気圏では,窒素の占める割合が大きくなる。

D:海水には,塩化ナトリウムや塩化マグネシウムなどの塩類が含まれている。海水に含まれる塩類の組成比は場所や深さによらずほぼ一定である。

1.A,C
2.A,D
3.B,C
4.B,D
5.C,D

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

記述 A は、妥当な記述です。

記述 B ですが、核は 主に 鉄(Fe)です。また、内核が固体で、外核が液体です。記述 B は誤りです。

記述 C ですが、窒素 80% 弱、酸素 20% 弱です。二酸化炭素その他が 約 1 割は多すぎです。よって、記述 C は誤りです。

記述 D は、妥当な記述です。

以上より、妥当な記述は A,D です。正解は 2 です。

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