問 題
硫化亜鉛の結晶構造に関する、次の記述の ㋐~㋓ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
「硫化亜鉛の結晶構造は温度によって変化し、図Ⅰ、図Ⅱのような構造をとる。いずれにおいても、硫化物イオンは 4 個の亜鉛イオンと近接した構造となっており、硫化物イオンの配列が、図Ⅰのように㋐の配列をしている構造を ㋑ 型構造、図Ⅱのように ㋒ の配列をしている構造を ㋓ 型構造と呼ぶ。」
㋐ | ㋑ | ㋒ | ㋓ | |
1 | 立方最密充填 | 蛍石 | 六方最密充填 | 閃亜鉛鉱 |
2 | 立方最密充填 | 閃亜鉛鉱 | 六方最密充填 | ウルツ鉱 |
3 | 立方最密充填 | ウルツ鉱 | 六方最密充填 | 蛍石 |
4 | 六方最密充填 | 閃亜鉛鉱 | 立方最密充填 | 蛍石 |
5 | 六方最密充填 | 蛍石 | 立方最密充填 | ウルツ鉱 |
正解 (2)
解 説
硫化亜鉛に関して、「閃亜鉛鉱」は「立方」最密充填構造を形成します。一方、「ウルツ鉱」は「六方」最密充填構造を形成します。これは完全に知っているかどうか問題です。
以上より、正解は 2 です。
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