公務員試験 H28年 国家一般職(教養) No.26解説

 問 題     

表は,全国及び全国を10 地域に分けたうちの1 地域である北海道における,平成26 年の生乳の用途別処理量について示したものである。これから確実にいえるのはどれか。

1.平成25 年の「チーズ向け」処理量が2 千トン以上の地域は,全国の10 地域のうち5 地域以上ある。
2.北海道の「乳製品向け」処理量の用途別割合は,平成26 年の方が平成25 年よりも大きい。
3.北海道以外の9 地域における「牛乳等向け」処理量の合計は,平成26 年の方が平成25 年よりも多い。
4.平成26 年の「クリーム等向け」処理量は,北海道で全国の95 % を占めており,北海道以外ではその処理量が0 トンの地域もある。
5.平成26 年の「牛乳等向け」処理量の用途別割合が80 % を超えている地域は,全国の10 地域のうち1 地域以上ある。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

選択肢 1 は、読み取れません。

選択肢 2 ですが、「北海道の生乳処理量」の行に注目すると、前年比が 98.1% です。一方、「北海道の乳製品向け」の行に注目すると、前年比が 97.2% です。100/100 → 97.2/98.1 なので、H25 年度の用途別割合を 1 とおけば、1→1未満という変化です。減少しています。よって、H26 の方がより小さいです。

選択肢 3 ですが、全国 H26 「牛乳向け」は 3911 です。H25 は、対前年比が 98.4 % なので、大体 4000 です。一方、北海道 H26 「牛乳向け」は 541 です。H25 は大体 530 ぐらいです。

すると、残り9地域の牛乳向けは 「H26:3911ー541」 です。「H25 : 4000 ー 530」 です。H25 の方が、引かれる数が大きくなり、引く数が小さくなっているので、明らかに大きいです。よって誤りです。

選択肢 4 ですが、北海道以外で0トンがあるかは読み取れません。1~4誤りなので、正解は 5 です。

ちなみに、選択肢 5 ですが、「全国の牛乳等向け」は H26 年 3911 です。H26 北海道が 541 なので、「残り9地域で 3370」 です。「残り9地域の『生乳』H26」 は 7334ー3488 = 3846 です。

9 地域皆、牛乳等向けに 80% としても、3846 × 0.8 ≒3100 弱で、3370 に足りません。従って、最低1地域は 80% を超えているとわかります。

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