公務員試験 H28年 国家一般職(高卒 技術) No.46解説

 問 題     

図のような、本尺の1 目盛りが1 mm のノギスがある。このノギスの副尺が本尺の 39 目盛り分を 20 等分した目盛りのとき、このノギスで読み取ることができる最小の長さとして正しいのはどれか。

1.  0. 025 mm
2.  0. 05 mm
3.  0. 1 mm
4.  0. 5 mm
5.  0. 95 mm

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

ノギスだから 0.05mm まで読めるんだよね・・・?
と、あまりにも常識で逆に悩んでしまうかもしれません。

本尺は、1目盛り 1mm です。よって、副尺の1目盛りは 39/20 = 1.95mm であるとわかります。こうなっていると、何が嬉しいのでしょうか。

一例として、10.05mm の物を測る場合を考えます。
副尺 1目盛り分を足すと、ちょうど 12mm と整数になる点がポイントです。
「足すと整数」であることが、僕たちからは「ノギスにおいて、副尺の1目盛りめが、ちょうど本尺の目盛りと一直線になっている」と判断できます。
これで 本尺だけでは 「10 + ちょっと」としか読めなかったものが、副尺を併せて使うことにより「10.05mm」と読めます。

10.10mm の物を測る場合は、副尺ちょうど2目盛り分足すと「13mm」と整数になります。以下、10.15mm,10.20mm,,,が読み取れることになります。

以上より、正解は 2 です。


類題 H26no46

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