公務員試験 H27年 国家専門職(食品衛生監視員) No.4毒性学Ⅱ(2)解説

 問 題     

アレルギーに関する次の記述のA ~J に当てはまるものを語群から選び出しそれぞれの番号を記せ。

アレルギー反応は、その発現機序や症状の違いなどからⅠ型からⅣ型に分けられる。

Ⅰ型アレルギー反応においてはA  抗体が産生され組織のB 又は血中のC の細胞膜の表面に付着する。その結果化学伝達物質として脱顆粒によりD  などが遊離されE などが産生される。

Ⅱ型アレルギー反応に属する疾患としてはF  ,Ⅲ型アレルギー反応に属する疾患としてはG などがある。

Ⅳ型アレルギー反応においては生体内に入った抗原により感作H  (T細胞)が誘導されI が放出される。Ⅳ型アレルギー反応の代表的なものにJ  反応がある。

<語群>①IgE、②IgG、③IgM、④アセチルコリン、⑤エピネフリン、⑥ヒスタミン、⑦ヒスチジン、⑧プロスタグランジン、⑨プロテインキナーゼ、⑩リンホカイン、⑪血小板、⑫好塩基球、⑬好酸球、⑭白血球、⑮肥満細胞、⑯リンパ球、⑰アトピー性皮膚炎、⑱自己免疫性血小板減少症、⑲全身性エリテマトーデス、⑳アナフィラキシー、㉑アルサス、㉒ツベルクリン

 

 

 

 

 

 解 説     

Ⅰ型アレルギーは即時型とも呼ばれ、「IgE」が関与主体です。IgE は「肥満細胞」や「好塩基球」表面に結合し、「ヒスタミン」遊離→「プロスタグランジン(PG)」産生→各種反応という流れを引き起こします。

Ⅱ型アレルギーは、細胞障害型とも呼ばれ、関与主体は IgM,G です。自己免疫性の疾患がこのカテゴリーに入ります。アセチルコリン(Ach)受容体に対する抗体が産生されるのが、重症筋無力症です。

Ⅲ型アレルギーは、アルサス型とも呼ばれ、可溶性抗原と IgG が結合します。全身性の症状がおきます。代表的疾患は、リウマチやSLEです。

Ⅳ型アレルギーは、遅延型ともよあれ、抗原により感作された感作リンパ球による、細胞性免疫関連のアレルギーです。リンパ球が分泌するタンパク質群はリンホカインと呼ばれます。代表的Ⅳ型アレルギー反応は、アトピーやツベルクリン反応です。

以上より
A IgE ①
B 肥満細胞 ⑮
C 好塩基球 ⑫
D ヒスタミン ⑥
E プロスタグランジン ⑧
F 自己免疫性血小板減少症 ⑱
G 全身性エリテマトーデス(SLE) ⑲
H リンパ球 ⑯
I リンホカイン ⑩
J ツベルクリン ㉒ です。

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