公務員試験 H27年 国家専門職(食品衛生監視員) No.2食品化学Ⅱ(2)解説

 問 題     

ビタミンに関する次の記述のA~Jに当てはまるものを語群から選び出しそれぞれの番号を記せ。なお同じものを複数回用いてもよい。

ビタミンは大きく分けると水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンがある。A ビタミンには、ビタミンA( B) ビタミンD( C ) D (トコフェロール、トコトリエノール) E ( F、メナキノン)がある。ビタミンのうちG とH は自らがI されやすいので抗酸化の働きがある。またJ は加工貯蔵過程で最も損失しやすいビタミンである。

<語群>①水溶性、②脂溶性、③ビタミンB1、④ビタミンB2、⑤ビタミンC、⑥ビタミンE、⑦ビタミンK、⑧ビタミンP、 ⑨カルシフェロール、⑩シアノコバラミン、⑪チアミン、⑫ナイアシン、⑬ニコチン酸、⑭パントテン酸、⑮ビオチン、⑯フィロキノン、⑰葉酸、⑱レチノール、⑲酸化、⑳還元

 

 

 

 

 

 解 説     

脂溶性ビタミンは、D、A、K、Eです。「DAKEだけ」と覚えると思い出しやすいかもしれません。アルファベット順に見てみると、ビタミン A がレチノール、ビタミン D がカルシフェロール、ビタミン E がトコフェロール、トコトリエノール、ビタミン K がフィロキノン、メナキノンです。

抗酸化作用を有するビタミンの代表例は C,E です。

加工貯蔵過程での損失は一概には言えないのですが、ビタミンCが、加工においても貯蔵においても損失されることがよく知られています。

以上より
A 脂溶性 ②
B レチノール ⑱
C カルシフェロール ⑨
D ビタミン E ⑥
E ビタミンK ⑦
F フィロキノン ⑯
G ビタミン C ⑤
H ビタミンE ⑥
I 酸化 ⑲
J  ビタミン C ⑤ です。

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