公務員試験 H27年 国家専門職(教養) No.13解説

 問 題     

A~Eの5人が次のように述べているとき確実にいえるのはどれか。ただし5人はそれぞれ正直者又はうそつきのいずれかであり、うそつきは発言中の下線部分が虚偽であるものとする。

A:「Bはうそつきである。」
B:「Cはうそつきである。」
C:「Dはうそつきである。」
D:「Eはうそつきである。」
E:「AとBは2人ともうそつきである。」

1. Aは正直者である。
2. Dは正直者である。
3. Eは正直者である。
4. うそつきは2人である。
5. うそつきは4人である。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

選択肢 1 ですが、もしも A がうそつきとすると、Aの発言がうそ→Bは正直者→Cはうそつき→Dは正直者→Eはうそをつき→A,BのうちBは正直者だから、確かに E の発言はうそ となり、矛盾なく成立します。Aがうそつきと仮定してOKだったのだから、選択肢 1 は誤りです。

また、この仮定のパターンでは、A、C、Eがうそつきです。うそつきが3人のパターンがありえる、ということなので、選択肢 4,5 も誤りです。

選択肢 2 は、確実です。もしも D がうそつきとすると、E が正直者です。すると A,B ともにうそつきのはずなのですが、Aがうそつきとすると、B は正直者となってしまいます。よって、D は正直者です。

選択肢 3 ですが、もしも E がうそつきとすると、「Aのみうそつき」と仮定→Bが正直→Cがうそつき→Dが正直→Eはうそつき で、矛盾なく成立します。Eがうそつきと仮定してOKだったのだから、選択肢 3 は誤りです。

以上より、正解は 2 です。

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