公務員試験 H27年 国家一般職(農学) No.37解説

 問 題     

家畜の疾病に関する記述として最も妥当なのはどれか。

1. ニューカッスル病はウシやスイギュウなどの病気で発症すると緑色下痢便呼吸器症状,神経症状を示す。感染力は弱いが致死率は90% に達するとされている。

2. 豚流行性下痢は水様性下痢を主徴とし10日齢以下の哺乳豚では脱水で高率に死亡する。我が国では平成25年に7年ぶりの発生が確認されその後も全国的に発生が確認されている。

3. 豚コレラの初期症状は、高熱と食欲減退でありその後神経症状に移行する。原因ウイルスは蚊によって媒介される。我が国は平成19年よりWWF の規約で豚コレラ清浄国となった。

4. 高病原性鳥インフルエンザは急性で致死的なB型インフルエンザウイルスの感染による疾病である。我が国では第二次世界大戦後は発生が確認されていない。

5. 炭疽はウイルスの感染によってウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ブタなどに急性敗血症を引き起こす法定伝染病である。これまでにヒトへの感染は報告されていない。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

選択肢 1 ですが
強毒株では「高い感染力」に加え、90% 近い致死率を示します。よって、選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 は、妥当な記述です。

選択肢 3 ですが
豚コレラは豚やイノシシ特有の伝染病です。「蚊による媒介」は知られていません。よって、選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが
高病原性鳥インフルエンザの原因としては、「A型」インフルエンザウイルスが知られています。B型ではありません。また、日本ではちょこちょこ発生しています。よって、選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
1994 年皮膚炭疽が報告されて以降は、試験時点でありません。「これまでに・・・感染が報告されていない」わけではありません。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 2 です。

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