公務員試験 H27年 国家一般職(高卒 基礎) No.27解説

 問 題     

朝鮮の王朝に関する記述A B Cのうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

A:4世紀頃から高句麗・百済・新羅の三国が互いに勢力を広げようと争ったが日本のヤマト政権の支援を受けた高句麗が百済・新羅を滅ぼし7世紀に統一国家を作った。

B:10世紀には高麗が朝鮮半島を統一した。高麗では仏教が栄え高麗版『大蔵経』が刊行されたほか高麗青磁や金属活字が作られた。

C:14世紀には李舜臣が高麗を滅ぼして李氏朝鮮を建国した。李氏朝鮮は明との冊封関係を解消し皇帝の下に六部と呼ばれる行政機関を置くなど独自の政治体制を築いた。

  1. A B C
  2. A C

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

記述 A ですが、 高句麗・百済・新羅の中でヤマト政権の支援を受けたのは百済です。また、統一国家を作ったのは新羅です。よって、記述 A は誤りです。

記述 B は、妥当な記述です。

記述 C ですが、李氏朝鮮は「李成桂」により建国です。李舜臣は、1592 文禄の役(最初の日本による朝鮮侵略)で、朝鮮水軍を指揮、亀甲船を考案した人物です。よって、記述 C は誤りです。

以上より、正解は 4 です。

コメント