問 題
地震に関する記述として最も妥当なのはどれか。
- 地震波には S波とP波の2種類がある。初めに観測点に到着する表面波をS波といい 次に観測点に到着する周期の長い波をP波という。
- マグニチュードとは地震の規模を示したものである。マグニチュードが1大きくなると地震のエネルギーは約32倍となる。
- 地球表面は複数の硬いプレートによって覆われておりそれぞれ年に数m の速さで移動している。地震活動が活発な地域は各プレートの中心付近に集中している。
- 地震を発生させた断層を震源断層といい岩盤に圧縮の力が働いて上下にずれるときに正断層が生じ引っ張りの力が働いて左右にずれるときに逆断層が生じる。
- 海底近くで発生する大地震などによって海底は隆起・沈降する。これによって発生する高波を津波という。津波の高さは海岸線に近づき海底が浅くなるほど低くなる。
正解 (2)
解 説
選択肢 1 ですが、「表面波」は「L波」です。よって、選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 は、妥当な記述です。震度とマグニチュードについて、地震では頻出です。震度は主観的揺れの度合いです。10 段階です。マグニチュードは、地震のエネルギーの大きさを表す尺度です。「2増えると、エネルギー 1000 倍」がポイントです。2増えると 1000 倍なので、1増えると、大体 32 倍です。
選択肢 3 ですが、地震が活発なのは、プレート「境界部」です。中心付近ではありません。よって、選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 ですが、正断層、逆断層は共に縦ずれです。引っ張られてずりっと落ちるのが正断層で、ぎゅっと押されてずり上がっちゃうのが逆断層です。よって、選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 ですが、海岸線に近づき、海底が浅くなるほど高くなります。よって、選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 2 です。
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