公務員試験 H27年 国家一般職(教養) No.26解説

 問 題     

表は20歳以上の者が冷房が効きすぎていると感じたことのある場所に関する調査の結果を示したものである。これから確実にいえるのはどれか。

なお、この調査の回答は複数の場所を選択することも一つも選択しないことも可能であった。また表の◻の数値は明らかにされていない。

  1. コンビニエンスストアを選択した回答者数を比べると男性の30~39歳の層の人数の方が女性の50~59歳の層の人数より多い。
  2. 40~49歳の層の回答者(男女合計)についてみると映画館・劇場を選択した人数よりもコンビニエンスストアを選択した人数の方が多い。
  3. 男女合計(全年齢層)についてみるとスーパーマーケット及びコンビニエンスストアの二つのみを選択した人数の方が百貨店及び飲食店の二つのみを選択した人数より多い。
  4. 回答者が選択した場所の数を1人当たりの平均(小数第2位を四捨五入した値)で比べると男性合計よりも女性合計の方が多い。
  5. 男性合計の回答者数は女性合計の回答者数より多い。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

選択肢 1 ですが、「153 人の 28.1% と、210 の 21.9% の大小比較」です。 210 の 22% が 約 46 で、これが153 のほぼ 30% となるので、210 の 21.9% の方が大きいと判断するとよいです。選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 ですが、「164 の 14% + 205 の 31.7%」 と、「164 の 27.4% + 205 の 19.5%」 の大小比較です。164 の方が 13% 程度上がって、205 の方も 13% 程度下がっているから、母数が大きい 205 の方が、より少なくなっている と考えるとよいです。つまり、左の方が大きいです。よって、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 は、読み取れません。

選択肢 4 は、妥当な記述です。合計の行の選択率を足してみると、男性は約 105%、女性は 147% です。つまり、男性は 1人当たり 1.05 個マークしており、女性は 1人当たり 1.47個マークしたといえます。

選択肢 5 は、読み取れません。

以上より、正解は 4 です。

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