公務員試験 H27年 法務省専門職員 No.27解説

 問 題     

ソーシャルサポートが健康状態に与える影響の一つとして、ストレス緩衝効果 (緩和効果) が挙げられている。ストレス緩衝効果を示すグラフ及び説明として最も妥当なのは次のうちどれか。

ソーシャルサポートが低い人も高い人も、ストレスが高まると健康状態が向上するが、ストレスの高低にかかわらず、ソーシャルサポートの十分にある人はない人よりも健康状態が優れている。

低ストレス状況では、ソーシャルサポートの高い人は低い人に比べて健康状態が良いが、高ストレス状況になると、ソーシャルサポートが高いほど健康状態への悪影響となり健康状態が低下する。

低ストレス状況では、ソーシャルサポートの高い人も低い人も健康状態にあまり差が見られないが、高ストレス状況では、ソーシャルサポートが十分にない人は、ある人と比べて健康状態が著しく低下する。

低ストレス状況では、ソーシャルサポートが低い人の方が高い人よりも健康状態を良好に保てるが、高ストレス状況では、ソーシャルサポートが十分にある人ほど健康状態が著しく向上する。

ソーシャルサポートが低い人も高い人も、ストレスが高まると健康状態が低下するが、ストレスの高低にかかわらず、ソーシャルサポートの十分にある人はない人よりも健康状態が優れている。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

ストレスが高くなった時、健康状態は悪くなりソーシャルサポートがあると、悪化の度合いが緩やかになると考えられます。

選択肢 1,4 ですが
ストレスが上がって健康状態が良くなる「右上がり」の部分があるため、誤りと考えられます。

選択肢 2 ですが
ソーシャルサポートが高いほど健康状態への悪影響になるとは考えられません。選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 は妥当な記述です。

選択肢 5 ですが
ストレスレベルが高くなった時に「ストレス緩衝」が見られるはずですが、このグラフはソーシャルサポートの低高によらず同じ傾きで減少しており、誤りと考えられます。

以上より、正解は 3 です。

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