問 題
図のような円形断面のパイプ中を水が流れている。
水平な基準面から5.00mの高さに位置する断面Ⅰの内径は0.200m、基準面から2.00mの高さに位置する断面Ⅱの内径は0.100mであり、断面Ⅰにおける圧力は30.0kPa、流速は1.00m/sである。
このとき、断面Ⅱにおける圧力はおよそいくらか。
ただし、水の密度は1.00×103kg/m3、重力加速度の大きさは10.0m/s2とし、パイプ内のエネルギー損失は無視する。
- 42.5kPa
- 52.5kPa
- 62.5kPa
- 72.5kPa
- 82.5kPa
正解 (2)
解 説
ベルヌーイの定理より
v12/2g + z1 + p1/ρg = v22/2g + z2 + p2/ρg
また、連続の式
Q=AV
です。
内径の比が2:1であれば面積の比は4:1となります。流量は一定だから、連続の式より速度の比が1:4とわかります。
断面Ⅰの流速が 1m/s なので断面Ⅱの流速は 4m/s です。
以上より、p2 以外の変数の値が全てわかったので代入してみると
12/2・10+5+30/1・10 = 42/2・10+2+p2/1・10
↔1/20 + 8 = 16/20 + 2 + p2/10
↔p2/10 = 6ー15/20
↔p2 = 60ー7.5 (両辺に 10 をかけました。)
よって、p2 = 52.5 となり
正解は 2 です。
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