公務員試験 H27年 国家一般職(土木) No.26解説

 問 題     

図のような円形断面のパイプ中を水が流れている。

水平な基準面から5.00mの高さに位置する断面Ⅰの内径は0.200m、基準面から2.00mの高さに位置する断面Ⅱの内径は0.100mであり、断面Ⅰにおける圧力は30.0kPa、流速は1.00m/sである。

このとき、断面Ⅱにおける圧力はおよそいくらか。

ただし、水の密度は1.00×103kg/m3、重力加速度の大きさは10.0m/s2とし、パイプ内のエネルギー損失は無視する。

  1. 42.5kPa
  2. 52.5kPa
  3. 62.5kPa
  4. 72.5kPa
  5. 82.5kPa

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

ベルヌーイの定理より

v12/2g + z1 + p1/ρg = v22/2g + z2 + p2/ρg

また、連続の式

Q=AV

です。

内径の比が2:1であれば面積の比は4:1となります。流量は一定だから、連続の式より速度の比が1:4とわかります。

断面Ⅰの流速が 1m/s なので断面Ⅱの流速は 4m/s です。

以上より、p2 以外の変数の値が全てわかったので代入してみると

12/2・10+5+30/1・10  = 42/2・10+2+p2/1・10
↔1/20 + 8 = 16/20 + 2 + p2/10
↔p2/10 = 6ー15/20
↔p2 = 60ー7.5 (両辺に 10 をかけました。)

よって、p2 = 52.5 となり

正解は 2 です。

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