公務員試験 H27年 国家一般職(土木) No.21解説

 問 題     

図のような構造物のCD間に等分布荷重が作用し点Fにモーメント荷重が作用しているとき、点Aの水平反力はおよそいくらか。

ただし、構造物の自重は無視する。

  1. 6.0kN
  2. 26kN
  3. 37kN
  4. 43kN
  5. 53kN

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

ポイントは

  • 静止→Σ縦、Σ横、Σモーメント 全て0
  • 等分布荷重は集中荷重になおす。
  • ピンで分割して考える。

です。以下の図のようになります。

ピンで切断した左側に関して

  • RA + RC = 80
  • HA = HC
  • C 点周りのモーメントを考えると2×80 +2×HA = 4×RA

右側に関して

  • RB = RC
  • HB = HC
  • C 点周りのモーメントを考えると50+4×HB = 2×RB

未知数6つ、式6つなので解けます。箇条書きにした式を上から式1、式2・・・式6と以降呼びます。

求めたいのは HAです。式4、5を6に代入してRC について解くと

RC=25+2HC 

これを1に代入した上で、HC=HAなので

RA+2HA = 55 

これを3と連立すれば

RA=43,HA=6

となります。

以上より、正解は 1 です。

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