公務員試験 H26年 国家専門職(食品衛生監視員) No.1分析化学Ⅰ(1)解説

 問 題     

⑴ pH メーターの使用に関する記述 ①~⑤ について、妥当なものには○を妥当でないものには×をそれぞれ記せ。

① pH メーターはガラス電極と比較電極の間にpH に応じた電位差が生じることを利用している。

② ガラス電極を安定させるため使用する数時間前から純水に浸けておく。

③ 25°C pH 5付近の試験溶液を測定するために校正を行う際は測定する試験溶液のpH
を挟むようにするため冷蔵庫から取り出して室温に戻した中性のリン酸塩とホウ酸塩のpH 標準溶液を用いる。

④ 電極をよく洗った後正確なpH を測定するためろ紙でこすり水滴を取る。

⑤ 比較電極内に入れるKCl溶液の溶液量が十分であるかどうかを使用時に点検する。

 

 

 

 

 

 解 説     

①は、正しい記述です。

②ですが
電極は 3.0mol/L KCl など、イオン豊富な水溶液で保管し、使用前に純水で洗い流してから測定する、といった使用法がとられます。「数時間前から純粋に漬けておく」わけではありません。

③ですが
前半部分は正しい記述です。試験溶液の pH が大体わかっている時に、校正は pH を挟むようにします。しかし、ホウ酸塩は pH がアルカリ側の方(pH 9)の校正液です。pHが 酸性 の方の校正液である、フタル酸塩の標準溶液を用いるのが適切であると考えられます。

④ですが
電極部分をこすると摩擦で傷ついてしまい、劣化が早くなったり測定結果に影響が出るおそれがあります。ろ紙で「軽くぽんぽんぽんとはたくようにして」水滴を吸い取るようにします。

⑤は、正しい記述です。
非常に大切な点検の一つです。

以上より、①◯、②☓、③☓、④☓、⑤◯です。

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