公務員試験 H26年 国家一般職(高卒 基礎) No.36解説

 問 題     

日本国憲法の保障する基本的人権に関する記述A~Dのうち妥当なもののみを挙げているのはどれか。

A:憲法は全ての国民にその能力に応じて等しく教育を受ける権利を保障している。この権利を実現するため義務教育の無償を定めている。

B:精神の自由として信教の自由などが保障されている。国はその政治的責任の下で自由に活動する権利があるので国が特定の宗教に基づいた宗教活動を行うことは許容されている。

C:経済の自由として職業選択の自由や財産権などが保障されているが経済の自由に対しては「公共の福祉」による制限が定められている。

D:憲法は性別による差別を禁止しておりこれを受けて制定された男女雇用機会均等法では,男女同数を雇用することが事業主に義務付けられている。

  1. A C
  2. A D
  3. B C
  4. B D
  5. C D

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

記述 A は、妥当な記述です。ちなみに、教科書代等は無償ではありません。

記述 B ですが、憲法 20 条により、政教分離が原則です。よって、記述 B は誤りです。

記述 C は、妥当な記述です。

記述 D ですが「同数の雇用」が義務付けられているわけではありません。よって、記述 D は誤りです。

以上より、妥当な記述は A,C です。正解は 1 です。

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