公務員試験 H26年 法務省専門職員 No.34解説

 問 題     

次は、M. トロウによる高等教育システムの段階移行に伴う変化の図式であるが、高等教育システムの段階の名称 (A B C) 及び高等教育の目的観 (アイウ) の組合せとして、最も妥当なのはどれか。

1. A - エリート  ア- 新しい広い経験の提供
2. A - マス  ア- 人間形成・社会化
3. B - マス  イ- 人間形成・社会化
4. B - ユニバーサル・アクセス  イ- 知識・技能の伝達
5. C - ユニバーサル・アクセス  ウ- 新しい広い経験の提供

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

M.トロウによる段階移行モデルでは、進学率に伴い、エリート型→マス型→グローバル・アクセス型へと移行すると考えました。これにより高等教育の目的観は、人間形成・社会化→知識・技能の伝達→新しい広い経験の提供 という流れで変わっていくと考えました。

従って、A がエリート、B がマス、C がユニバーサル・アクセスです。ア が人間形成・社会化、イ が知識・技能の伝達、ウ が新しい広い経験の提供となります。

以上より、正解は 5 です。

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