公務員試験 H26年 国家一般職(土木) No.20解説

 問 題     

図のようにxy平面上に電気量-Qの点電荷A、電気量 2Q の点電荷B、電気量 -Q の点電荷Cがそれぞれ(0, 1)、(1, 1)、(1, 0)の位置に固定されている。

原点Oに電気量Qの点電荷を置いたとき、この点電荷が受けるクーロン力の合力に関する記述として最も妥当なのはどれか。

  1. 合力の向きは㋐である。
  2. 合力の向きは㋑である。
  3. 合力の向きは㋒である。
  4. 合力の向きは㋓である。
  5. 合力の大きさは0である。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

クーロンの法則はFクーロン力=kQ1Q2/r2 です。k は定数です。

原点に点電荷を置くと

1:「+QとーQは引きあう力が働く」

従って、以下の図のようにA点における電荷方向とC点における電荷方向にクーロン力がそれぞれ働きます。

それぞれの力の大きさを①とおくと、2つの力の合力は右側のようになります。つまり、ア方向に √2 の大きさの力です。

2:「+Qと+2Qは反発する力が働く」。

原点から点Bまでの距離が√2です。電荷が +Q と +2Q なのでクーロンの法則に代入すれば、Fクーロン= kQ(2Q)/(√2)2=kQ2 です。

これはさきほど①と置いた大きさと同じになります。

原点においた電荷にかかるクーロン力の合力を考えると、1,2による力がそれぞれ反対向きで↗方向の力の方が大きさが大きいので、合力は↗方向になります。

従って、 ア です。

正解は 1 です。

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