問 題
図のような回路において、電流 I1、I2 の大きさの組合せとして、最も妥当なのはどれか。
- I1 I2
- 0A 2A
- 0A 5A
- 1A 2A
- 2A 2A
- 2A 5A
正解 (2)
解 説
「電池が2個以上」なのでキルヒホッフの法則で考えます。
上図の部分の閉回路に対してキルヒホッフの第二法則を考えます。起電力の和=電圧降下の和 です。
4Vの電池の所を「マイナス極→プラス極」方向に通過しているので、起電力は+4と読みます。
4Ωの抵抗部分を流れる電流をI とすれば、電圧降下はRIなので、4I です。
従って、4=4Iです。I=1とわかります。
I=1とわかったのでキルヒホッフの第一法則により、電流について以下のように流れていることがわかります。
一方、下図のように右側部分に注目して同様に考えると
2Ωの所を流れる電流はキルヒホッフの第二法則より、8=2× I なのでI = 4 とわかります。
I=4 とわかったのでキルヒホッフの第一法則により、電流について以下のように流れていることがわかります。
以上より、電流の方向に気をつけて(I1 ー 1)= ー(I2 ー 4)とわかります。I1 + I2 = 5 です。
選択肢の中でI1 + I2 = 5 となるのはI1 = 0A,I2 = 5A の組合せだけです。
正解は 2 です。
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