公務員試験 H26年 国家一般職(土木) No.10解説

 問 題     

粗い水平面に置かれた幅D、高さH、奥行きB、質量Mで一様な直方体の図Ⅰに表す位置に水平な力F(θ)を加えて、図Ⅱのように直方体をゆっくりと傾けた。

このとき、直方体の底面と水平面のなす角θの関数であるF(θ)として最も妥当なのはどれか。

ただし、直方体と水平面との間で滑りは生じないものとする。また重力加速度の大きさをgとする。

なお、図は直方体がθ傾いたときの拡大図である。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

図Ⅱ、Ⅲをちょっと立体的に書いて、中心を「O」、力がかかっている点を「B」と名付けたのが下図です。

静止しているのでΣ縦=0、Σ横=0なのですが、そこからは F(θ) について何もわかりません。そこで、点A周りのモーメントを考えてみます。

力がかかっているのはAB上だけなので、線分ABを抜き出してみると以下の図のようになります。

モーメントは、力×距離で求めます。まず、Mg の力 と 点Aの距離から考えます。下図の右側の図における赤い線の長さが「Mg の力 と 点Aの距離」です。

求めたい長さは、下図における赤い線「1」の長さから赤い線「2」の長さを引けばよいとわかります。

すると「1」及び「2」を含む直角三角形に着目すれば、1の長さは D/2 cosθ、2の長さは H/2 sinθ です。

以上より、Mg によるモーメントは、

Mg×(D/2 cosθーH/2 sinθ)・・・(1)です。

同様に、F(θ) によるモーメントも考えるために下図のように注目すれば、求めたい距離は赤い線の部分です。

青く塗った直角三角形に注目すれば、力 F(θ) と、点 A との距離はDsinθ+Hcosθ です。

従って、F(θ) によるモーメントは

F(θ) ×(Dsinθ+Hcosθ)・・・(2)です。

静止しているのだから、(1)=(2)です。

以上より、正解は 2 です。

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