公務員試験 H25年 国家専門職(教養) No.23解説

 問 題     

水平に置かれた直方体の水槽には、A、B二つの穴があいている。Aの穴は水槽の底にあり、Bの穴は上から 1/4 のところにある。穴から抜ける水量は、水位に関係なくそれぞれ一定で、その比はA:B = 1:3 である。

いま、空の水槽に、毎分、Aの穴から抜けていく量の 3 倍の量の水を注水していくと、Aの穴から水が抜け続けているにもかかわらずちょうど30分でBの穴のところまで水位が上がった。しかし、その後はBの穴から水が抜けて、これ以上水位が上がらなくなった。

そこで、この状態から、注水する水の量をAの穴から抜けていく量の 5 倍にした場合、水槽が満水になるのは、5 倍で注水を始めてから何分後か。

ただし、穴の大きさや形状は無視できるものとする。

  1. 16 分
  2. 18 分
  3. 20 分
  4. 22 分
  5. 24 分

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

A の穴から抜ける水の量を①とします。③の水を入れると「③ー① = ②」だけ水は増えていきます。従って、②ずつ水を入れると、30 分で、直方体の 3/4 水を入れることができる、ということです。直方体の残りは 1/4 です。

水の量を⑤にすると、Aから①、Bから③水は抜けるので「⑤ー(①+③)= ①」だけ水は増えていきます。よって、この問題は結局の所、「②だと、30 分で 3/4 だけど、①で 1/4 になるのは何分?」という問です。

②で 10 分だと、1/4 です。従って、① で 20 分必要とわかります。

以上より、正解は 3 です。

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