公務員試験 H25年 国家一般職(教養) No.25解説

 問 題     

図は、ある国における女性の年齢階層別の労働力率(人口に占める労働力人口の割合)について、1980 年から 5 年ごとに調べた結果を、生年別のグループに分けてグラフ化したものである。

A、B、Cの記述のうち、この図からいえることのみを全て挙げているのはどれか。なお、年齢は調査年の12月31日時点のものとなっている。

  • A:図中の㋐と㋑が示す点の調査年は同じである。
  • B:2010 年における年齢階層別の労働力率をみると、30 〜34 歳よりも35 〜39歳の方が低い。
  • C:図中の生年別のグループでは、生年が早いグループほど25 〜29歳における労働力率が低い。

1.A
2.A、C
3.B
4.B、C
5.C

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

『1980 年から、5年ごとに調べた結果』という点を具体的にイメージしないといけません。

1980 年の調査では、1956~60 年生まれの人は 20~24 歳のはずです。従って、この年に調査された結果は、一番左端の ■ 1点だけです。以下、1985 年の調査では、左から 2 個目の ■ と、一番左端の ▲ が調査結果、、、となっていきます。これをふまえ、各記述について検討します。

A ですが、㋐ は 2005 年の調査結果、㋑ は 2000 年の調査結果です。調査年は同じではありません。

Bですが、2010 年の調査結果は、下図の赤丸で囲った点です。

確かに、30~34 歳よりも、35~39 歳の方が労働力率が低くなっています。 B は妥当な記述です。

C ですが、25 ~ 29 歳の年齢階層に注目してみると、確かに生年が早いグループほど縦軸が下の方に点があります。C は妥当な記述です。

以上より、B,Cが正しいです。正解は 4 です。

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