公務員試験 H25年 国家一般職(教養) No.22解説

 問 題     

A、Bの 2 人が図のような一周200 mの運動場のトラック上におり、Aの100 m後方にBが位置している。この 2 人がトラック上をそれぞれ反時計回りの方向に同時に走り出した。

人が走る速さはそれぞれ一定で、Aは毎分125 m の速さで、Bは毎分150 m の速さであった。Aが何周か走ってスタート地点に到達して止まったとき、BはAより 20 m 前方にいた。

考えられるAの周回数として最も少ないのはどれか。

1.3 周
2.5 周
3.8 周
4.10 周
5.13周

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

具体的に考えます。すなわち「A が1周して、Aのスタート地点に戻ってきた時、AB 間の差はどれぐらい変化しているのか」をまず考えます。

Aが1周するには、200m ÷ 125 = 1.6 分かかります。

その間に B はどこまで行っているかというと150 × 1.6 = 240m です。これは「1周+40 m」 です。つまり、Aが1周する間に、B が 40 m 差を詰めているとわかります。

はじめに 100m 後方に B がいて、A が 1 周するたびに B は 40m 差を縮める(もしくは差を広げる)のだから、3周後に、B は A より 20m 先にいます。以下、5周ごとに、B は A より 20m 先にいます。従って、最も少ない周回数は 3 周です。

以上より、正解は 1 です。

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