公務員試験 H25年 国家一般職(土木) No.10解説

図のように長さ 2.0m、質量 3.0kg の一様な剛体の棒の右端に質量 2.0kg の物体をつり下げて支点の上で水平に静止させた。

このとき、棒の左端から支点までの距離はおよそいくらか。ただし、棒と支点との間の摩擦は無視する。

  1. 1.3m
  2. 1.4m
  3. 1.5m
  4. 1.6m
  5. 1.7m

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

1:m kg の物体があったら真下に mg(単位は N) の力がかかっています。

2:静止しているので Σ縦の力 = 0 です。従って、支点において上向きに 5g の力がかかっています。

1,2の結果を書き込むと、下図です。

求める距離は、A~Oです。A~Mは、明らかに2.0m の半分なので 1.0m です。

静止しているのでどの点まわりで見ても Σモーメント = 0 です。モーメントは力×距離で求めることができます。

MOを x m とおきます。(用いませんが、OBは 1-x m と表されます。)M点まわりでモーメントを考えると反時計回り(↖)のモーメントが 5g × x です。時計回り(↗)のモーメントが 2g ×1 です。

よって、5gx = 2g です。従って、x = 0.4 です。以上より、求める距離は 1.4m です。

正解は 2 です。

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