公務員試験 H24年 国家専門職(教養) No.26解説

 問 題     

表1はマグロ類の地域別漁獲量の推移、表2はマグロ類の魚種別漁獲量の推移を示したものである。これから確実にいえるのはどれか。

  1. 2008年におけるA地域のマグロ類の漁獲量に占めるキハダの漁獲量の割合は25%を超えている。
  2. 1990年と2000年の地域別漁獲量の増加率をみるとC地域が最も高く約35%となっている。
  3. マグロ類に占めるメバチの漁獲量の割合は1980年から2000年まで10年単位でみるとそれぞれ15%ポイント以上ずつ増加している。
  4. 表中の年でみると地域別漁獲量のなかで増減の幅(最高値と最低値の差)が少ないのはF地域である。
  5. 表中の年でみると魚種別漁獲量のなかで減少率が最も大きいのは1980年から1990年のクロマグロである。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

選択肢 1 は、正しい記述です。

表1から、2008 年のA地域の漁獲量は 966970 です。97万弱です。仮に B~F 地域でとれたのが全てキハダだったとしても、 21万+16 万+12 万+21万+13万 と見て83万です。2008 年のキハダが 114 万トンとれているため、114ー83 ≒ 30 万トンはA地域でキハダがとれています。これは確かに 25% を超えています。

選択肢 2 ですが、表1に注目すると、「増加率」はどうみても F が大きいです。漁獲量が 2 倍以上になっているため、増加率 100% 以上です。よって、選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 ですが、表2より1980 → 1990 年では、23万弱→26万弱 です。23 万の 15 % は 大体3.5 万以上なので、26.5 万ぐらいになっていないと、15% は増加していません。よって、選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが、表1において、各地域の最高値と最低値の差に注目します。Fは大体最高が 18 万弱で、最低が 2万強です。差は16 万弱です。すると、例えばDは最大16 万強で、最低 8万弱なので、差は 10 万もありません。よって、選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが、表2より、クロマグロは 67000 → 40000 弱です。半減はしていません。同年のミナミマグロが大体「13500 → 6700」 と「半分以下」になっているため、明らかに誤りです。

以上より、正解は 1 です。

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