公務員試験 H24年 国家専門職(教養) No.27解説

 問 題     

表はある国の種類別施設数及び利用者数を示したものである。これから確実にいえるのはどれか。

  1. 1施設当たりの利用者数が最も多いのは1990年のD施設で最も少ないのは2010年のE施設である。
  2. 1990年と2000年、2000年と2010年について比べると利用者数が最も減少しているのは、1990年から2000年のA施設である。
  3. A施設とB施設の施設数の合計が全施設数に占める割合はいずれの年も70%を超えている。
  4. 1990年と2000年、2000年と2010年について比べると利用者数の減少率が最も大きいのは,2000年から2010年のE施設である。
  5. 1990年と2000年、2000年と2010年について比べると施設数の増加率が最も大きいのは、1990年から2000年のD施設である。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

選択肢 1 は、正しい記述です。

1施設あたりの利用者を、各施設でまず大雑把に読むと、A 施設は 100 人超えたり超えなかったり、B施設は 1990 年が多くて 150 人ぐらい、後は 100 人未満、C 施設は 150 人付近で、1990年が大きく 160 人ぐらい、そうすると、Dの1990 年が 170 人で最大。

後は E だけど、1990 年が最大で 160 人ぐらいなので、確かに最も多いのは、1990 年の D で OK です。

1施設あたりの利用者が少ないのは、2000,2010 年の E が圧倒的に少ないとわかるので、この2つを比較します。 2000 年が 大体 60 弱、2010 年が 50 人強で、2010 年の E 施設が最小です。

選択肢 2 ですが、利用者数の減少は 1990 → 2000 年の A 施設は 28543 → 25325 なので、3000人ぐらいです。すぐ下の B 施設の 1990 → 2000 年で -9000人ぐらいなので、明らかに誤りです。

選択肢 3 ですが、1990 年に注目すると、全体は 90000 強なので、70% を超えるには、63000 より大きい数が必要です。A+Bは 28543 + 30291 なので、60000 にも満たないです。よって、選択肢 3 は誤りです。

選択肢 4 ですが、2000 → 2010 のE施設の利用者数は 2934 → 2772 なので、10% 未満の変化です。例えば、 1990 → 2000 の B 施設の利用者数が 30291 → 21451 なので、30% 近く減少しています。よって、選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが、施設数の増加率であれば、1990 → 2000 年の E 施設が 21 → 48 と 倍増以上なので、明らかに D よりも上です。よって、選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 1 です。

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