公務員試験 H24年 国家専門職(教養) No.21解説

 問 題     

二つの振り子A Bについてある一定時間 T〔秒〕の間に何回往復するか調べたところ,Aは99回、Bは102回往復した。またそれぞれの振り子が10回往復するのに要する時間を調べたところ、その時間には 0.30 秒の差があった。Tはいくらか。

ただし、振り子が往復する時間は一定であるとする。

  1. 99.00秒
  2. 99.51秒
  3. 100.00秒
  4. 100.49秒
  5. 100.98秒

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

A は T 秒で 99 回往復 なので、T/99 秒で、1 回往復とわかります。よって、10回往復するには 10T/99 秒を要します。

B は T 秒で 102 回往復 なので、T/102 秒で、1回往復とわかります。よって、10 回往復するには 10T/102 秒を要します。

問題文より、差が 0.30 秒、すなわち 3/10 秒です。したがって、 10T/99 -10T/102 = 3/10 です。ここから T を求めようという問題です。分母が違う方程式では、分母の最小公倍数を両辺にかけて簡単にします。

分母の最小公倍数が 99・102・10 なので、しょうがないからこれを両辺にかけます。

つまり、T は 102 の 99% です。1% が 1.02 なので、「102 ー 1.02 = 100.98」 とわかります。

正解は 5 です。

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