公務員試験 H28年 国家一般職(行政) No.64解説

 問 題     

次は,J.E.マーシャが提唱した「アイデンティティ・ステイタス(同一性地位)」に関する表であるが,A〜Dに当てはまるものの組合せとして妥当なのはどれか。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

マーシャ (Marcia, J. E.) は、青年期の同一性の在り方を、「危機」「積極的関与(自己投入、傾倒 という用語が使われることもあります。)」という観点から、同一性達成、モラトリアム、早期完了、同一性拡散四つの地位 (status) に分類しました。それぞれについて、同一性達成の者は自律的,早期完了の者は権威主義的などの性格特徴が認められるとしました。ちなみに、青年期に同一性達成の地位にある者でも、その後他の地位に変化していく可能性があるといわれています。

A は「傾倒」です。B はモラトリアムです。

以上より、正解は 4 です。
類題 法務 H27no6

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