2022年 国家一般職(高卒 技術) No.87 建築構造設計 解説

 問 題     

鉄筋コンクリート構造に関する次の記述の ㋐ ~ ㋓ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「鉄筋コンクリート構造は、㋐ に強いコンクリートと、㋑ に強い鉄筋の特性を十分に発揮させるように、両者を組み合わせた一体式構造である。また、鉄筋の種類の記号が『SD 295 A』であるとき、SD は ㋒ を、295 は ㋓ を示す。」

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

㋐、㋑ ですが
コンクリートは引張に弱く、圧縮に強い材料です。㋐ は「圧縮力」です。これにより、㋑ は「引張力」とわかります。正解は 1 or 2 です。

㋒、㋓ ですが
SD は Steal De-formed の略です。「異形鉄筋」を表します。「異形鉄筋」(いけいてっきん)とは、表面に凸凹の突起を付けた棒状の鋼材です。SD の後ろにつく数値は降伏点強度を表します。ちなみに SS (Steel Structure)が「一般構造用圧延鋼材」を表します。こちらの後ろにつく数値は引張強度です。㋒ は「異形鉄筋」、㋓ は「降伏点の下限値」が妥当です。

以上より、正解は 2 です。

類題 2021 no87 鉄筋コンクリート構造

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