2022年 国家一般職(高卒 技術) No.59 電気基礎 解説

 問 題     

 

図のような、断面積 S、長さ L の電線 A の抵抗値を RA とし、A と同じ材質、同じ温度で断面積 2S、長さ 4L の電線 B の抵抗値を RB とするとき、RB/RA として最も妥当なのはどれか。

1.1
2.2
3.4
4.6
5.8

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

【抵抗、抵抗率、長さ、断面積の関係】
長さ L、断面積 S の導体について、抵抗を R とおくと長いほど電流は流れにくく、断面積が大きいほど電流は流れやすいです。R = ρL/S という関係が成り立ちます。ρ は抵抗率です。ρ は材質や温度に依存する定数です。

 

電線 B は長さが4倍で断面積が2倍なので、電線 A と比べて 4/2 = 2 倍の抵抗です。つまり、RB = 2RA です。そのため、RB/RA = 2RA/RA = 2 です。

以上より、正解は 2 です。

類題 2019 no59 導体の電気抵抗

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