2022年 国家一般職(高卒 技術) No.13 物理 解説

 問 題     

図のように、質量 m の小球に糸を取り付け、水平な天井からつるした後、小球を水平方向に引き、糸が天井と 60° の角をなす状態で静止させた。このとき、糸の張力 T の大きさとして最も妥当なのはどれか。ただし、重力加速度の大きさを g とする。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

張力 T が斜め方向なので、縦方向 T と横方向 T に分解します。

縦方向の力の釣り合いに注目します。
質量 m の小球には、下向き mg の力が作用します。力の釣り合いより、T も mg です。

次に横方向の力の釣り合いに注目します。
引っ張っている水平方向の力は T
と等しいです。糸が天井と 60° であることから、直角三角形の辺の比より、T は、T の 1/√3 倍です。また、張力 T は、T の2倍です。

従って、T= T × 1/√3 = mg/√3 です。また、T = T× 2 = 2mg/√3 です。

以上より、正解は 4 です。

類題 H30 no13 糸の張力の大きさ

コメント