問 題
鋼に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 鋼の密度は、一般に、コンクリートの密度よりも大きい。
㋑ 鋼は、ひずみ度が上降伏点を超えても、下降伏点に達するまでは弾性範囲にある。
㋒ 建築構造用圧延鋼材 SN400B は、引張強さの下限値が 400 N/mm2 である。
1.㋐
2.㋐、㋒
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒
正解 (2)
解 説
㋐ は妥当です。
鋼(一般構造用圧延鋼材)の密度は 7.85 g/cm3、コンクリートの密度は 2.3 g/cm3 です。この値を覚えておく必要はありません。あくまでも参考程度に眺めてください。
㋑ ですが
比例限度を超えて少しの間は弾性範囲ですが、上降伏点を超えたらもう弾性範囲ではありません。㋑ は誤りです。
㋒ は妥当です。
S は steal、N は new の略です。A,B,C 種があります。B 種は梁や柱など、広く一般的に用いられます。
以上より、正解は 2 です。
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