問 題
次の記述が表す地盤改良工法の名称として最も妥当なのはどれか。
「軟弱地盤上などに構造物を造る際、あらかじめ盛土により載荷を行い、圧密沈下と地盤の強さの増加を待ってから盛土を取り除き、構造物を構築する工法。」
1.ウェルポイント工法
2.押え盛土工法
3.バイブロフローテーション工法
4.バーチカルドレーン工法
5.プレローディング工法
正解 (5)
解 説
選択肢 1 ですが
ウェルポイント工法は、掘削部の片側または、周囲にウェルポイントと称する小さな井戸を多数設置し、真空吸引する事によって地下水を集め、揚排水する工法です。 より深い場合はディープウェル工法が採用されます。深井戸(ディープウェル)を設置し、地下水を排水することで軟弱地盤改良を行う工法です。
選択肢 2 ですが
押え盛土工法は「斜面改良工法」の一つです。地すべりしそうな斜面の下部に盛土することで滑らないようにします。
選択肢 3 ですが
バイブロフローテーション工法は、棒状の振動発生装置を入れ、振動+注水により、地盤を締固める工法です。
選択肢 4 ですが
バーチカルドレーン工法は、軟弱地盤に鉛直な砂の排水柱を設け,排水距離を短縮することによって圧密沈下と強度増加を促進させる工法です。
選択肢 5 は妥当です。
プレローディング工法は、あらかじめ盛土により載荷を行い、圧密沈下と地盤の強さの増加を待ってから盛土を取り除き、構造物を構築する工法です。
以上より、正解は 5 です。
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