2021年 国家一般職(高卒 技術) No.37 通信技術 解説

 問 題     

A-D 変換器に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

・標本化とは、アナログ信号の大きさを一定時間ごとに読み取ることをいい、 ㋐ とも呼ぶ。

・量子化とは、アナログ信号を何段階かの定められた値(振幅値)で表すことである。 A – D 変換の際に信号を量子化するときには近似が行われるので、量子化 ㋑ と呼ばれる ㋑ が生じる。

・㋒ とは、量子化された数値を 2 進数に変換する操作である。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

標本化及び量子化についてイメージがわかない場合は 2019 no37 A-D 変換 を参照しましょう。要点は以下のイメージです。

㋐ ですが
標本化は「サンプリング」とも呼びます。㋐ は「サンプリング」です。ちなみに「エンコード」とは「符号化」のことです。あ を 「U+3042」と変換するような処理のことです。そしてデコードが「復号化」であり、元に戻す操作のことです。

㋑ ですが
量子化により「誤差」が生じます。㋑ は「誤差」です。ちなみに「雑音」は、部品の振動による「熱雑音」などによる、受信に妨害を与えるものの総称です。

㋒ ですが
元に戻しているわけではないので「符号化」もしくはエンコードが妥当です。

以上より、正解は 2 です。

類題 2020 no37 音声のディジタル化

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