2021年 国家一般職(高卒 技術) No.22 電気基礎 解説

 問 題     

抵抗率 1.7 × 10-8 Ω・m の銅を用いて、長さ 10 m、断面積 13 mm2 の銅線を作成した。この銅線の抵抗値はおよそいくらか。

1. 1.3 × 10-3 Ω
2. 1.7 × 10-3 Ω
3. 1.0 × 10-2 Ω
4. 1.3 × 10-2 Ω
5. 1.7 × 10-2 Ω

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

【抵抗、抵抗率、長さ、断面積の関係】
長さ L、断面積 S の導体について、抵抗を R とおくと長いほど電流は流れにくく、断面積が大きいほど電流は流れやすいです。R = ρL/S という関係が成り立ちます。ρ は抵抗率です。

【銅線の抵抗値の計算】
ρ = 1.7 × 10-8、L = 10、S = 13 × 10-6 を代入します。※ 1m2 = (100 cm)2 = (1000 mm)2 なので、1 mm2 = 1 × 10-6 m2 に直しています。

以上より、正解は 4 です。

類題 2020 no22 電線の抵抗値

 

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