公務員試験 2019年 国家一般職(高卒 技術) No.99解説

 問 題     

図のような長方形の敷地が指定建ぺい率の異なる地域 A(建ぺい率 80 %)と地域 B(建ぺい率 60 %)にまたがっている場合、建築基準法上、この敷地に建築することのできる建築物の建築面積の最大値はいくらか。

ただし、前面道路は幅員 6 m の道路一つであり、防火地域の指定、耐火建築物、特定行政庁が指定する角地などによる緩和及び除外はないものとする。

1. 216 m2
2. 252 m2
3. 258 m2
4. 276 m2
5. 288 m2

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

建ぺい率は、土地面積に対する建築敷地面積の割合です。「土地いっぱいにみんな建物作っちゃったら、ぎゅうぎゅうで防災観点から不適切」なので制限があります(H27no100 建築基準法)。 

地域 A の敷地は、土地面積が 14 × 15 = 210 です。建ぺい率 80 % なので、敷地面積の最大は 210 × 0.8 = 168 となります。

地域 B の敷地は、土地面積が 10 × 15 = 150 です。建ぺい率 60% なので、敷地面積の最大は 150 × 0.6 = 90 です。

従って、168 + 90 = 258 が最大値です。

以上より、正解は 3 です。

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