公務員試験 H27年 国家一般職(高卒 技術) No.100解説

 問 題     

建築基準法に関する記述 ㋐ ㋑ ㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 建築基準法は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めている法律である。

㋑ 居室とは、居住、執務、作業、集会、娯楽その他これらに類する目的のために継続的に使用する室のことをいい、一般に、倉庫は居室に含まれない。

㋒ 建ぺい率とは、建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合をいう。

1. ㋐
2. ㋐ ㋑
3. ㋑
4. ㋑ ㋒
5. ㋒

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

㋐は妥当な記述です。
建築基準法第一条については、目を通しておきましょう。
「第一条 この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。」

㋑は妥当な記述です。倉庫は居室に含まれません。

㋒ですが
建ぺい率は、土地面積に対する建築敷地面積の割合です。「土地いっぱいにみんな建物作っちゃったら、ぎゅうぎゅうで防災観点から不適切」なので制限があります。よって、記述㋒は誤りです。
記述は容積率です。「敷地に対してある程度の建物でも、上に上に、、、と積み上げられると、人口コントロールできない」から制限があります。

以上より、正解は 2 です。

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