公務員試験 2019年 国家一般職(高卒 技術) No.97解説

 問 題     

近代から現代における著名な建築家 ㋐ ~ ㋓ とその建築家の作品に関する記述 A ~ D の組合せとして最も妥当なのはどれか。

㋐ ル・コルビュジエ
㋑ ミース・ファン・デル・ローエ
㋒ フランク・ロイド・ライト
㋓ アントニオ・ガウディ

A イリノイ工科大学のクラウンホールは、鉄とガラスによるホールで、建築物の外壁部分に全ての鉄骨柱を配置し、屋根を吊り構造とすることで、内部に柱のない大空間をつくり出している。

B サヴォイ邸は、ピロティ、屋上庭園、連続窓などを取り入れた建築物であり、鉄筋コンクリート構造のもつ可能性やデザイン性を導き出した。

C カサ・ミラは、様々な凹凸の壁面構成により、幻想的な空間をつくり出した建築物である。

D 帝国ホテルは、鉄筋コンクリート構造の型枠にれんが積みを用い、それをそのまま仕上材にしている。日本特産の大谷石を各所に使い、屋根は軒の出の深い寄棟屋根にするなど、日本の風土を十分に考慮した建築物である。

㋐ ㋑ ㋒ ㋓
1.A B C D
2.A D B C
3.B A C D
4.B A D C
5.B C D A

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

みんな著名です。知らなかった人がいたらぜひおさえておきましょう。また、日本国内で実際に見ることができる建物もあり、時間や都合がよければぜひ実物に触れてみましょう。※試験においては、建築史の分野はせいぜい1点分の範囲なので、楽しい分野で好きな人も多いのではないかと思うのですが、試験が終わるまで深入りはしないように!

・コルビュジエ → サヴォイ邸、国立西洋美術館など
・ファンデルローエ → 勤務地イリノイ大学があるシカゴで色々と仕事。ファンズワース邸など
・フランク・ロイド → 帝国ホテル、落水荘
・ガウディ →  カサ・ミラ、サグラダ・ファミリアなど

㋐ B、㋑ A、㋒ D、㋓ C です。

以上より、正解は 4 です。

類題 H28 no97 ヨーロッパの近代建築

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