公務員試験 2019年 国家一般職(高卒 技術) No.80解説

 問 題     

我が国の廃棄物に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 廃棄物は一般廃棄物と産業廃棄物に分けられるが、事業活動に伴って生じた廃棄物は全て産業廃棄物として扱われる。

㋑ 近年、焼却処理によるダイオキシン発生を防ぐため、一般廃棄物は中間処理の段階で一般廃棄物の総処理量の約 8 割が資源化されている。

㋒ 産業廃棄物の減量化や再生利用が進んでおり、平成 15 年度から平成28 年度についてみると、最終処分される産業廃棄物の量は総排出量の 1 割を下回っている。

1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋒
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

㋐ ですが
産業廃棄物とは事業活動に伴って生じる廃棄物のうち、法で定義された廃棄物のことです。廃油などが含まれます。「・・・廃棄物は全て」ではありません。㋐ は誤りです。

㋑ ですが
一般廃棄物で 20%、産業廃棄物で 50% ぐらいがいわゆるリサイクルされて、資源化されている現状です。一般廃棄物というのは、1人1人が日常出す家庭ゴミなどです。この 80% がリサイクルされて資源化されているというのは、少し多すぎると違和感を覚えるのではないでしょうか。㋑ は誤りです。

㋒ は妥当です。
最終処分とは、埋立処分、海洋投入処分、再生のことです。主に埋立処分になります。

以上より、正解は 5 です。

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