公務員試験 2019年 国家一般職(高卒 技術) No.79解説

 問 題     

我が国の都市計画に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

・㋐ は、大規模な店舗・事務所などの立地が制限される地域で、比較的良好な住宅地が形成される。

・㋑ は、都市の幹線道路沿いに指定される地域で、自動車関連施設などと住宅が調和して立地する。

・㋒ は、大規模な工場や危険物貯蔵施設を優先的に建設する地域で、住宅を建設することはできない。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

選択肢は全て用途地域の種類です。「市街化区域」において「用途地域」を定めます。「用途地域」とは住居、工業など市街地の大枠としての土地利用を定めた地域のことです。

㋐ ですが
正確にそれぞれの用途地域の定義を覚えていなくても、問題文を見ると「㋐ は、大規模な店舗・事務所などの立地が制限・・・比較的良好な住宅地が形成・・・」とあります。この表現だと中規模な店舗ぐらいなら OK とも読め、「低層住宅専用」よりは緩やかな制限と判断できるのではないでしょうか。㋐は「第一種住居地域」です。正解は 1 ~ 3 です。

㋑ ですが
「㋑ は、・・・自動車関連施設などと住宅が調和」とあります。ちょっとした修理工場、ディーラー+住宅 というイメージがわけば、これは「商業地域」ではないだろうと考えられるのではないでしょうか。㋑ は「準住居地域」です。正解は 1 or 2 です。

㋒ ですが
「㋒ は、大規模な工場や危険物貯蔵施設を優先的に建設する地域」とあります。また「住宅を建設・・・できない」場所なので、専用地域の方が妥当と感じるのではないでしょうか。㋒ は「工業専用地域」です。

以上より、正解は 1 です。

コメント