公務員試験 2019年 国家一般職(高卒 技術) No.16解説

 問 題     

空気中を伝わる音や光に関する記述㋐,㋑,㋒のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 空気中を伝わる音や光の速さは,波長のみで決まり,音の波長は光の波長より短いため,音は光よりも遅れて伝わる。

㋑ 空気中を伝わる音の高さは,振動数を変えることで変化させることができ,音の振動数が大きいと高い音に聞こえる。

㋒ 空気中を伝わる光のうち,目に見える光を太陽光といい,この光の振幅が大きいと紫色に,振幅が小さいと赤色に見える。

1.㋐
2.㋐,㋑
3.㋐,㋒
4.㋑
5.㋑,㋒

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

記述 ア ですが
波の基本式 v = fλ を思い出しましょう。(H26no37)。速さは波長だけではなく、振動数も関係があります。同じ波長だからといって、速さが同じというわけではありません。「速さは、波長のみで決まり」という点が明らかに誤りです。これにより、正解は 4 or 5 です。記述 ㋑ は妥当とわかります。

記述 ウ ですが
目に見える光は可視光です。「太陽光」ではありません。記述 ウ は誤りです。

以上より、正解は 4 です。

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