問 題
下記の排水を活性汚泥法により処理するとき、不足しているりんをりん酸溶液で補給するとすれば、その必要量(kg/日)はいくらか。
ただし、りん酸溶液のりん含有率は20%(質量パーセント濃度)とし、活性汚泥法の栄養必要条件は、質量比でBOD:N:P=100:5:1とする。
- 排水量 1000m3/日
- BOD濃度 400mg/L
- 全窒素(N)濃度 20mg/L
- 全りん(P)濃度 2mg/L
- 2
- 4
- 6
- 8
- 10
正解 (5)
解 説
活性汚泥法の栄養必要条件はBOD:N:P=100:5:1ということですが、今回はBODが400、窒素が20なので、BOD:N:P=100:5:1をそれぞれ4倍して、BOD:N:P=400:20:4とすれば適正な栄養バランスとなります。
よって、りん濃度は4mg/L必要ですが、最初の状態では2mg/Lしかないので、2mg/L補給する必要があります。1日あたりの排水量は1000m3なので、補給すべきりんの量は
となります。また、りん酸溶液のりん含有率は20%なので、2kgのりんを含有するりん酸溶液の量は、
と計算することができます。
よって、正解は(5)です。
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