問 題
下記の(ア)と(イ)の特徴をもつ油燃焼バーナーはどれか。
- 一般に、広角の火炎形状となる。
- 一般に、負荷変動のある中・小形ボイラーに適している。
- 非戻り油形油圧式バーナー
- 戻り油形油圧式バーナー
- 回転式バーナー
- 高圧気流式バーナー
- 低圧空気式バーナー
正解 (3)
解 説
各バーナーの特徴を簡単にまとめると、次のようになります。
- 油圧式バーナー:
- 油(燃料)そのものを加圧して噴霧する
- 火炎形状は広角で短炎
- 負荷変動の少ない大型ボイラーに適している
- 回転式バーナー:
- 回転による遠心力で油(燃料)を噴霧する
- 火炎形状は広角で長さは変化できる
- 負荷変動のある中・小形ボイラーに適している
- 高圧気流式バーナー:
- 高圧の空気または蒸気を油(燃料)にぶつけることで噴霧する
- 火炎形状は最も狭角で長炎
- 低圧空気式バーナー:
- 数kPa程度の低圧の空気を油(燃料)と混合しながら噴霧する
- 火炎形状は狭角で短炎
- 小形加熱炉などに適している
以上から、(ア)と(イ)の特徴をもつ油燃焼バーナーは、(3)の「回転式バーナー」となります。
各種のバーナーとそれらの特徴はしばしば出題されるので、上記の解説文をぜひ覚えておいてください。
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