R3年 大気特論 問5 問題と解説

 問 題     

下記の(ア)と(イ)の特徴をもつ油燃焼バーナーはどれか。

  1. 一般に、広角の火炎形状となる。
  2. 一般に、負荷変動のある中・小形ボイラーに適している。
  1. 非戻り油形油圧式バーナー
  2. 戻り油形油圧式バーナー
  3. 回転式バーナー
  4. 高圧気流式バーナー
  5. 低圧空気式バーナー

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

各バーナーの特徴を簡単にまとめると、次のようになります。

  • 油圧式バーナー:
    • 油(燃料)そのものを加圧して噴霧する
    • 火炎形状は広角で短炎
    • 負荷変動の少ない大型ボイラーに適している
  • 回転式バーナー:
    • 回転による遠心力で油(燃料)を噴霧する
    • 火炎形状は広角で長さは変化できる
    • 負荷変動のある中・小形ボイラーに適している
  • 高圧気流式バーナー:
    • 高圧の空気または蒸気を油(燃料)にぶつけることで噴霧する
    • 火炎形状は最も狭角で長炎
  • 低圧空気式バーナー:
    • 数kPa程度の低圧の空気を油(燃料)と混合しながら噴霧する
    • 火炎形状は狭角で短炎
    • 小形加熱炉などに適している

以上から、(ア)と(イ)の特徴をもつ油燃焼バーナーは、(3)の「回転式バーナー」となります。

各種のバーナーとそれらの特徴はしばしば出題されるので、上記の解説文をぜひ覚えておいてください。

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