問 題
有機性排水を活性汚泥処理するとき、その有機物(CxHyOz)の酸化分解反応は、理論的に次式で示される。
グルコース(C6H12O6)18gが完全に分解されるとすると、二酸化炭素の発生量(g)として、最も近い値はどれか。
ただし、水素、炭素、酸素の原子量はそれぞれ1、12、16とし、グルコース以外の有機物や栄養塩類などは反応に関与しないものとする。
- 14
- 18
- 22
- 26
- 30
正解 (4)
解 説
有機物(CxHyOz)の酸化分解反応がすでに示されているため、グルコース(C6H12O6)に合うように、x=6、y=12、z=6を代入すると、次のようになります。
この化学反応式の係数を見ると、グルコース(C6H12O6)を1mol分解させると、二酸化炭素(CO2)が6mol発生することがわかります。
ここで、グルコース(C6H12O6)の分子量は12×6+1×12+16×6=180なので、18gだと0.1molに相当します。
そのため、発生するCO2は0.1×6=0.6molです。CO2の分子量は12×1+16×2=44なので、0.6mol分の発生量は44×0.6=26.4gとなります。
よって、正解は(4)です。
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