問 題
セメント製造設備における大気汚染対策に関する記述として、誤っているものはどれか。
- セメント工場内の粉じん対策に、バグフィルターが用いられている。
- セメントキルン排ガスのばいじん対策として、電気集じん装置が用いられている。
- セメントキルン排ガス中のNOxの抑制のため、低空気比燃焼が採用されている。
- セメント製造工程で発生した二酸化硫黄(SO2)は、原料中の石灰石やアルカリ成分により除去される。
- セメントキルン排ガスに含まれるダイオキシン類の対策に、活性炭が用いられている。
正解 (5)
解 説
(5)に関して、ダイオキシン類の発生しやすい温度帯は300~500℃ですが、セメント工場のロータリーキルンでは、最高1450℃まで加温されるため、ダイオキシン類は分解されます。よって、ダイオキシン類を除去する措置は必要ありません。
以上から、ダイオキシン類の対策として活性炭が用いられることはないので、正解は(5)です。
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